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本福寺

ほんぷくじ

庚午事変を切腹で治めた牛田九郎のお墓があります

本福寺の正式名は薬王山醫王院(いおういん)本福寺。徳島市福島に建つ、真言宗大覚寺派の寺院です。本福寺の興りは弘仁6年(815)。福島の漁師さん清右衛門が見つけて大事にしていた香木で、旅の僧侶が薬師如来の像を刻み、この地に納めたことが起源とされています。その後空海が開基した本福寺のご本尊は、もちろん薬師如来です。

江戸時代になると、本福寺は徳島藩主であった蜂須賀家の準菩提所として大切にされました。そして本福寺には牛田九郎という、明治3年(1870)に起こった「庚午事変」に関係する人物の墓があります庚午事変とは、蜂須賀家の家老であり淡路の洲本城代だった稲田氏の独立画策に対して、徳島側の過激派家臣が洲本を襲撃し、焼き打ちした事件です。「稲田騒動」とも呼ばれますが、日本で最後の切腹刑を招いた事変としても知られています。

庚午事変は洲本だけでは治まりませんでした。過激派の武士たちは徳島内の脇町をも襲撃し始めたのです。これを止めようとしたのが牛田九郎と下条勘兵衛です。徳島藩の監察と弁事だった2人は、願成寺の辺りで武士たちに立ちはだかりますが、荒れ狂う者たちは説得に応じません。そこで2人は「では我々の屍を越えていけ」と、その場で切腹したのです。これには過激派たちも圧倒され、引き下がったということです。命をかけて暴挙を阻止した2人の功績は称えられ、下条勘兵衛の墓は瑞源寺に、そして願成寺には庚午記念碑が建てられています。

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770-0868 徳島県徳島市福島2-3-5
アクセス:福島明神前バス停より徒歩2分。福住橋バス停より徒歩5分。

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  • バス停「福島明神前」
  • バス停「福住橋」

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