カウンターキッチンのお部屋
DKやLDKの境目にキッチン台があります
奥様の要望が一番多いキッチン、その中でもカウンターキッチンのある賃貸を紹介しています。カウンターキッチンとは、DKやLDK間取りで採用されているもので、台所の主要部分であるシンクやコンロ、換気扇などを一体にし、室内での台所コーナーとの仕切りとするような特徴的な配置の事です。
カウンターが食堂や居間側に向いているため、非常に忙しい中でも子供や家の中の状況に目が行き届きやすいほか、テレビを見ながら料理をしたり、ゲストとお話をしながらお茶を準備したり。また、配膳や後片付けに家族の協力が得やすい室内アレンジということもあり、子育てやしつけの面でも好評です。また、カウンターを通して対面で料理などの受け渡しができるので効率的に家事が行えます。小さなお子様がいる家庭では、料理中もリビングに目が届き、子育てができるため安心して料理ができます。対面式キッチンと呼ぶこともあり、キッチンの手元が来客側から見られにくいなど来客の多い方にもうれしい造りになっています。
カウンターキッチンの裏側に、簡単な食事用テーブル機能などをもたせたタイプもあります。この場合、ちょっと小腹がすいたときに一口食べたいというときにテーブルが使える他、自宅サロンで料理教室などを行うときにも、手元を見ながら解説を聴き、メモも取れる等、便利に使えます。また、自宅に大人数が集まったとき、テーブル周りにすべての人が座りきれなくても、カウンター自体をテーブルとして利用するスペースも取れることから、非常に便利な設備です。
もともと日本の台所は、台所だけが別室となり、その中で壁面に向かった作業をするタイプが一般的でした。ですが、カウンターキッチンでは、DK、すなわちダイニングとキッチンの境目に、腰高のカウンターを付けて、そこにキッチンの主要部分をまとめることで、壁面ではなく室内を向いて、いつも家事が行えるようにしたものです。
ちなみに、カウンターキッチンや、昔ながらの台所でシンクやコンロが付いているタイプのキッチンの台の部分の事をセクショナルキッチンやキッチンカウンターと呼び、その天板部分の事をカウンタートップやワークトップと呼びます。
揚げ物やにおいの出る食品などを調理する際には、調理排気が室内に広がりやすいといった面もあります。IHの場合低温固定がしやすいため、こういった調理方法でも匂いが出にくいものの、温度調節機能が無いタイプのガスコンロでは、火力が高いため、一時的に鍋の中の液温が上昇して匂いが外に広がりがちです。そのため、しっかりと換気や除湿ができる機能が備わっていなければ、調理の都度、布製品などを含め匂いが溜まってしまいます。間取りなどをしっかりチェックするのはもちろんですが、換気扇などの機能はしっかりチェック、どんな位置に窓が付いているか、掃除がしやすいかなども含めて、お部屋探しの際に、よく確認しておきましょう。他のデメリットとしては、キッチンとリビングの間にカウンターができるので、動線が限定され、動きにくいと感じる方もいるようです。