家賃
賃貸住宅を借りている人が、使用料＝対価として貸主等に支払うものです
家賃とは、賃貸住宅などの賃貸物件の借主が、基本的には貸主側=大家さん等に支払う代金です。これは、使用対価や賃料などとも呼ばれています。
住宅の場合の他、駐車場などの土地だけや住居ではない建物に対して、事務所や店舗等に対しての賃料も、家賃と呼ばれています。
賃貸物件の契約書を見ると、借りて使用する側としては、契約する名義人である契約者の他、物件の使用者である入居者、そして契約者と連帯して家賃等を支払う義務がある連帯保証人、などがあります。
貸し手側の人としては、物件の法律上の持ち主である大家さん等の所有者や、貸し手である大家さんや不動産会社やサブリース会社、家賃の振込先である大家さんや不動産管理会社、サブリース会社あるいは保証会社などがあります。また、不動産契約や更新に際して契約事務手続きを行う、不動産会社であるケースもあります。
これまで家賃を支払う時には、貸主である大家さんや、不動産管理などを一手に引き受ける不動産管理会社に対して行うことが一般的でした。ですが近年は、保証人の要らない不動産契約が増えた代わりに、空き室があっても安定した収入をのぞむオーナーも増え、家賃保証会社やサブリース会社に家賃を毎月支払う形の契約も増えてきました。
いずれの場合でも、ほとんどの賃貸住宅物件では、家賃は前回の家賃支払い済期間に対し、最終月の内に先払いする方式となっています。
通常、賃貸住宅の契約書では、家賃は1か月ごとや1年毎などどのタイミングで発生するか、いつまでに支払うか、休日にあたる場合、前倒しと後ろ倒しのいつの日付で支払うかといった細部について記載されています。また、特約などで取り決めが無い限り、金融機関に振り込む際の振込手数料は、入居者側負担です。
ですが、不動産会社や保証会社、あるいは物件大家さんの取引先金融機関によっては、契約者の口座からの自動引き落としを契約し、かつ毎月1-2回程度の引き落とし実行までなら、手数料不要としているところもあります。
比較的古い賃貸住宅の契約書では、こういった内容については口約束だけとなっており、書面に書かれた条項が存在しないものもあります。不動産管理会社や契約時の不動産会社を通じて、次回の契約更新時などに条項に特約として記載してもらったり、合意事項として確認を書面でもらっておけば今後も安心です。
法人契約の家賃振込では、物件の規模や契約の細部等によって、慣行的にどちら側が手数料を負担すべきかが異なっています。最近新たに結ばれた法人の家賃等支払い契約では、こういった部分を条項としてしっかり定めているものが増えています。法人内の経理法務等担当者で、引き継いだ案件につき不明ということがあれば、前任者等に個別の契約ごとに確認する方がよいでしょう。
また、家賃は賃貸不動産契約においては、仲介手数料、敷金、礼金など、賃貸借契約を締結する際のイニシャルコスト=初期費用を計算する際の基準となります。
たとえば賃貸住宅の場合でみると「家賃3.4万(非課税)敷金礼金2・1」とあれば、初期費用では「前家賃34000円と日割り家賃、敷金68000円(非課税)、礼金34000円(非課税)、仲介手数料37400円(消費税10%込み)」となります。管理費共益費や貸主に対して支払う更新料については、課税されません。
また、住居以外の事務所等の不動産賃貸の場合、敷金の大部分は非課税ですが、返金されない償却分として最初から分けられている部分に関しては、課税されます。また、礼金や家賃も課税対象です。
これには理由があり、そもそも住居として貸し出している物件と、事務所等として貸し出している物件では、大家さんが収める固定資産税の額が異なるからなのです。また、法人の営業に伴っては、建物の汚損や劣化が速いこと、誰も居ない時間帯や休業日が多く、火事や窃盗などのトラブル事故が多いことなど、さまざまなリスクもあります。そのため火災保険等も高額である、といった違いもあります。
ところで、住居として借りる賃貸物件の相場は、月額給与収入から見て1/3以下程度と学校などで習ってきた人が多いかもしれません。これは昭和の頃から現在まで変わらず、国に関連した中立公正な団体である金融広報中央委員会をはじめ金融機関が提唱している目安です。
不動産賃貸契約を結ぶときには、不動産会社や大家さん、金融機関、保証会社等による審査がありますが、その際にもほぼ同じ内容でチェックされています。
ところで、徳島の家賃相場に関しては、全国各地の大都市圏や地方の水準からみても、非常に安いと感じられる方が多いようです。
都会の駐車場代にも満たないほどの激安新築賃貸物件や、メゾネットや少世帯数低層マンションなどのおしゃれでリーズナブルなお部屋や、賃貸用の戸建て物件にも、築浅のものも珍しくありません。
さらに、山間の集落物件ですらインターネットやCATVの普及率が高く、狭いエリアに大都市から山や海風景の市街地が沢山あり、目移りしてしまうほどです。さらに徳島では、お部屋の広さだけを優先させる設計ではなく、収納力が非常に大きな賃貸物件が多いことに定評があります。
お家賃が安くても素敵な物件が多く、高機能、そして選択肢も非常に豊富な徳島でのお部屋探し自体も、きっと楽しんでいただけること間違いないと思います!
