支那そば青空

徳島ラーメンの激戦区である藍住町にあるラーメン屋さんです。こちらは徳島市の巽屋で修業をした店主が独立して持った店として有名ですよ。お店の外観は店名の青空をイメージしたような、晴れやかな青色をしています。

県道14号線沿いのガソリンスタンドの隣にあり、脇には専用の駐車場があるので、車でも気軽に来店できます。ラーメン屋さん独特の臭いのない、とても清潔な店内で、こだわりのラーメンを堪能しましょう。

こちらで食べられる支那そばは、黒に近い深い茶色をしたスープが特長です。とんこつと鶏がらを丁寧に炊き込んで作ったベースに野菜を加え、10時間以上煮込んだスープは、濃厚でコクがあるのにあっさりとした口当たり。甘辛い醤油味の中にも、まろやかで濃厚な旨味が感じられ、奥深い繊細な味を楽しめますよ。丁寧な仕事をしているため、スープにはとんこつ臭さがありません。とんこつならではの臭みが苦手な方でもすっきりと食べられますね。

こだわり抜いて作られている細めの自家製麺は、モチモチした食感があり、のど越しの良さが魅力です。やわらかめに茹でられていますが、時間がたっても伸びにくいので、ラーメンをじっくり味わえますよ。トッピングされているお肉は、徳島ラーメンの定番である、甘辛く煮込んだバラ肉のスライスです。

麺が売り切れてしまうと閉店となるので、営業時間より短く閉まってしまうこともあります。特に夜は早く閉まることが少なくないので、お気を付けください。

チャーシュー入りは支那そばと違い、豚バラを使ったチャーシューが載っています。スライスはほどよく薄く、しっかりした味付けで、脂身の甘さがおいしいと人気がありますよ。

支那そばのほかにとんこつラーメンもあります。黄色がかった色合いの白濁したスープは、クセが少なくとてもなめらか。食べやすいタイプです。こちらも麺はやわらかめに茹でてあり、固い麺が好まれる文化の九州ラーメンとは異なります。とんこつスープにぴったりのピリ辛風味の高菜とゴマをたっぷりかけていただきましょう。

サイドメニューの餃子も人気のある一品ですよ。野菜たっぷりでヘルシーな味つけのタネを、豚の背脂とスープで皮がカリッとするまで蒸し焼きにしています。あっさりした味わいなので、すいすい箸が進みます。あふれ出す肉汁もとてもジューシーです。ラーメンのおともにいかがですか?