中山産婦人科小児科

平成2年に開業し病床数19床を備える産婦人科医院です。高度な先進不妊治療も提供しています。小児科も併設しており、お子さんをお持ちの親御さんにとって、身近で頼れる場所となっています。

産婦人科では、常勤医師と非常勤医師の複数名で診察を担当しています。インターネットによる診療予約は、24時間受け付けています。

不妊治療中の患者さんには、日曜日や祝祭日も診察に対応しているため、仕事との両立も可能です。

クリニックでは開業当時から不妊治療に対応しており、人材や設備を充実させています。人工授精のほか、体外受精や胚移植にも取り組んでおり、段階を踏んでステップアップしての治療が可能です。

初診時に、不妊カウンセラーからの情報提供とカウンセリングが行われ、患者さんの意向を確認しています。

不妊治療では、まず検査を行って原因を探しますが、通院で行うことが可能で、男女それぞれに必要な検査が行われます。

子宮卵管造影について、こちらのクリニックでは痛みに配慮した検査方法を採用しています。検査の後に痛みや発熱が起きた場合には、痛み止めが処方されます。

検査を行っても不妊原因が分からない場合には、数日間入院をして、腹腔鏡検査を行います。下腹部にごく小さい穴を数か所開け、腹腔鏡を入れて子宮や卵巣などを観察する方法で、実際の状態を確認できるため、子宮内膜症や子宮や卵管の癒着といった不妊の原因が確実に発見できるそうです。

男女両方の検査の結果、自然妊娠が厳しい場合は、配偶者間人工授精の方法があります。細い管で多くの精子を卵管の入り口まで運ぶ方法で、女性への負担も軽く、年齢など機会が限られているカップルにとっても有用な方法です。

産科では、妊娠後の母体と胎児の状態を確認するため、超音波検査がとても重要な検査になります。こちらの産科では血流をカラーで表すカラードップラー装置や、3Dや4Dで立体的に胎児の様子が見られるエコー装置を備えています。エコー動画をスマホやパソコンで確認できる、エコーダイアリーの利用もできますよ。

初めての妊娠の場合は出産への期待と共に、不安を感じることも有りますね。クリニックでは母親学級を行っており、助産師を中心に妊娠中の生活や出産について分かりやすく教えてもらえます。参加が難しい方には、映像の貸出も行ってくださいます。

運動不足になりがちな妊婦さんでも楽しめる、マタニティビクスの教室も用意されています。気分転換やストレス発散のほか、妊婦さん同士のコミュニティの場にもなっています。参加にはメディカルチェックが必要ですが、病院で行うので無理せず、安心して参加できます。

婦人科では、子宮がんの検診に力を入れています。ヒトパピローマウィルスの感染が原因となる子宮頸がんの検診の受診率は、徳島県は全国的に見て低く、死亡率が高くなっている現状です。

子宮頸がんは、年に一度の検診を受けることで早期発見や手術が可能だそうです。痛みを伴わない検査で若い方も受けることができ、ワクチン接種も可能です。

子宮がんには、子宮頸がんと子宮体がんの患者さんがいらっしゃいます。子宮頸がんは若い方でも発症する可能性が高く、子宮体がんは閉経後にリスクが高くなるため、健診も閉経後の年齢層の方を対象に行うことが多いそうです。検査の内容が違うため、それぞれの検査を受ける必要があります。

2015年からは小児科を設け、診療を受け付けています。常勤医師がいるため、新生児期を過ぎても子どもを診てもらうことができるので安心できます。健診や予防接種も受け付けています。

北新館は小児科専用の病棟となっており、待合室には絵本やおもちゃが用意されたキッズスペースもあります。感染症やその疑いがある患者さんについては、専用の入り口が設けられているので、感染症の子どもや保護者も安心して受診できます。

事業所内保育所として設けられている「あいあいキッズ」では、外来受診時の一時預かりや、入院中の保育、短期～長期まで、一般のかたにも柔軟に子どもの保育を受け付けています。普段、保育園や幼稚園を利用していないお子さんも預けることができるので、助かりますね。