テラス
エクステリアで地面から一段高くなった場所に作られる、台や階段、デッキなどの総称です
テラスとは、エクステリアで地面から一段高くなった場所に作られる、台や階段ありスペース、デッキなどの総称です。屋根あり屋根なしなど、さまざまなタイプがあります。
古フランス語のterrasseという盛り土を意味するもので、小高くなっている場所や棚田、段丘、遺跡など、段々になっている場所を表していました。
現代住宅では、住宅内の掃き出し窓などから直接出入りでき、階段や段差などを使って庭部分に直接出入りもできる構造のものを、広くテラスと呼んでいます。小高いというほどではなく、庭のタイル貼り部分に10数センチの段差を設けた程度のものも、テラスと呼びます。
ウッドデッキやレンガやタイル敷きなど、さまざまなタイプの物が存在しています。
同様の物が、専有マンションベランダ部など、地上に近いフロアに作られるケースもあります。庭にあるもう一つの玄関アプローチとしての役割や、部屋の延長である屋外フロアの両方を兼ねた、とても便利な設備です。
不動産用語では、避難通路などとしての役割をもたない建物屋上の比較的広いスペースで、特定の入居者専用で利用できる場所を、ルーフテラスや(専用)屋上テラスと呼んでいる場合もあります。また、屋上などに設けられた広場スペースを、用途にかかわらずテラスと呼ぶケースもあります。
建築用語では、側壁だけを共有して同じようなスタイルの住宅が連なって並んでいるタイプの集合住宅や店舗を、テラスやテラスハウスと呼んでいます。メゾネットタイプの物件での構造を強くする目的や、敷地を有効に活用するため、各戸同士の視線を遮る目的などで多く用いられる、建築デザインタイプです。