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沖洲海岸

おきのすかいがん

希少種の昆虫ルイスハンミョウの貴重な生息地

沖洲(おきのす)海岸は、徳島市北沖洲にある、紀伊水道に面した海岸です。海岸の一部は、マリンピア北緑地として整備されています。市街地に近い貴重な干潟で、かつては海水浴場として賑わっていましたが、平成元年にマリンピア沖洲の工事が始まり閉鎖となりました。沖洲海岸の広大な砂浜には、アサリやハマグリ等の貝類をはじめ、シオマネキ、クルマエビ、アナジャコ等の甲殻類が生息しています。これらを餌として求めてやってくるシラサギの仲間や、ササゴイ、ハマシギ等の鳥類も多く生息しています。

また、沖洲海岸は、環境省レッドデータブックで絶滅危惧ⅠB類に指定されている希少種である、「ルイスハンミョウ」の数少ない生息地としても知られています。ルイスハンミョウは、本州、四国、九州に分布していて、海に注ぐ河口の河川域や海岸砂浜に生息する昆虫です。ルイスハンミョウは、主にヒメハマトビムシを捕食します。そのため、ヒメハマトビムシが繁殖しやすい環境(漂着物が存在すること)が生存の必須条件だと言われています。徳島県内では、かつて吉野川河口域から勝浦川河口域まで、ルイスハンミョウの生息が見られましたが、現在では沖洲海岸と吉野川河口域が四国で唯一の生息地となっています。このエリアは、全国的に見ても最も個体数が多く生息していて、大変貴重な場所となっています。これは、マリンピア沖洲第1期事業によって生じた人工島の背後に位置する「トンボロ地形」が、予期せぬ形でルイスハンミョウの生息に適した環境となったためだと考えられています。

沖洲海岸では、近年、海浜のファンを増やすために「沖洲海浜を楽しむ会」が、毎月のイベントの実施や年1回のシンポジウムなどを企画・実施しています。これらの催しを通して、沖洲海岸の魅力発信、地域内外の方と情報交換できる場を設けています。沖洲海岸へのアクセスは、徳島自動車道・徳島ICより車で約15分です。