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吉野川

よしのがわ

豊かな自然とスポーツが楽しめる

吉野川は、徳島県を流れる一級河川で、その流域は四国の4県すべてと12の市、14の町、2つの村にまたがります。四国最大の河川であり、「坂東太郎」と呼ばれる関東の利根川、「筑紫次郎」と呼ばれる九州の筑後川に次いで、「四国三郎」と呼ばれる、日本有数の大河川です。

一本の沢から始まる雄大な流れは、谷間を縫って山を下りながら美しい峡谷をつくり、途中、奇怪な岩場を形成しつつ、下流には広大な徳島平野を作り上げ、流域に肥よくな土壌をもたらしました。古来より、人や物資だけでなく、文化を運ぶ「母なる川」としての役割を果たしてきた歴史があります。

吉野川の名の由来は、川岸が葦(よし)に覆われていたことから吉野川と呼ばれるようになったという説が有力ですが、定かではありません。大雨に見舞われるたび、繰り返し大洪水を起こしてきたため、暴れ川としても知られています。

高知県から徳島県にまたがって流れる吉野川は、四国西部に位置する高知県吾川郡の瓶ケ森に源流があります。源流点には、銀色のモニュメントが目印となっています。源流部は、天然のブナやモミの大木に囲まれており、「吉野川源流の森」として林野庁が選定する「水源の森百選」のひとつに選ばれています。

吉野川は流域面積が広大なだけでなく、川の上流から下流まで変化に富んだ気候が特徴です。そのため、温暖な気候で見られるものから亜寒帯のものまで、四季折々の様々な植物が見られます。同様に、魚類についても、上流から下流まで、数多くの種類が生息しています。剣山国定公園や石鎚国定公園をはじめとした多くの自然公園があり、貴重な自然環境を見ることができます。河川敷が広く、中州が発達しているため、干潮時には大きな干潟が見られます。

吉野川の流域には、渓谷美の素晴らしさで有名な「大歩危・小歩危」があります。最近では、手軽にスリル溢れる激流を体験できるラフティングが人気を集めています。上流域や「トロ場」と呼ばれる流れの緩いところでは、初心者の方や小さなお子さんでも安心して遊べます。河口では、川幅が広いことを活かし、ウインドサーフィンや釣りを楽しむ人々で賑わいます。堤防沿いにはグラウンドが整備されていて、サッカーや野球などの試合が盛んに行われています。また、ゴルフコースもあります。今ではすっかり徳島の春の風物詩となった「とくしまマラソン」は、吉野川に沿ってコースが設定されています。眉山を背景に、吉野川橋や四国三郎橋など、流域に架かる橋の景色が楽しめます。