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城山

しろやま

自然と歴史が感じられる市民のオアシス

城山はその名の通り、かつて徳島城があった山で、徳島駅の北側に広がる「徳島中央公園」として親しまれています。復元された正門「鷲の門」をはじめ、庭園や「徳島城博物館」などが楽しめます。市の中心部にあって自然と歴史が感じられると、市民に愛されているスポットです。かつてこの地に徳島城があったため、現在は城山と呼ばれています。古くは「いのやま」と呼ばれていたと伝わっていて、「いのやま」の漢字の表記には2つの説があります。まず1つめは、「渭山」の字です。細川頼之が1385年に、助任川に映る山を中国長安の渭水に映る山になぞらえて、川を渭水・山を渭山と名づけたと伝わっています。もう1つの説は、「猪山」の字です。こちらは、西から見ると猪(い)を伏した姿に見えることから、猪山と呼ばれたという説です。

城山は、吉野川デルタの一角の平野に囲まれていて、斜面の大半は傾斜を保ったまま平地に接しています。頂上部は、徳島城を築城する際に盛土・切土されたため、平らになっています。北西麓は唯一なだらかな斜面となっている場所で、徳島市民庭球場西の丸コートがあります。城山のすぐ西には内町小学校があるため、城山はしばしば内町小学校の学校行事に利用されています。

城山は、そのほとんどが林に覆われていて、貴重な樹木が数多く生育しています。約600種が確認されていて、1963年4月には、「城山の原生林」として徳島市指定天然記念物に指定されました。中でも特に数の多い「ホルトノキ」は、徳島の「市の木」に制定されています。他にはクスノキ、エノキ、ムクノキなども多く見られます。また、麓には徳島市出身の鳥居龍蔵博士が発掘した城山貝塚があります。ハマグリや牡蠣などの殻や縄文土器などが出土していて、古代は、この近くに海岸線があったことを示しています。

本丸の跡地である広場では、桜の木などに囲まれているゆったりとした場所になっており、公園内は整備された様々な自然を楽しむことができます。ちょっとした観光におすすめのスポットです!徳島駅からも近く、歩いて登ることができる気軽さがあり、自然を感じながらのウォーキング・コースとしても人気があります。

歴史にご興味がある方はもちろんのこと、観光や憩いの場としても「城山」は広く愛されておりますのでぜひ足を運んでみてください。