大神子病院

海にも近く、緑豊かな自然の中にあるクリニックです。内科や整形外科のほか、リハビリテーション科などの診療科目を有しています。

3つの病棟と介護医病院に分かれ、病床数は150床以上有ります。

長期療養の患者さんを対象にした療養型病床で、手厚く往き届いた介護や看護を受けながら過ごせます。主に急性期を脱し、病状が安定しており、継続して長期療養を必要とする患者さんの治療や介護を行っています。

回復期リハビリテーション病棟では、急性期の治療を終え帰宅を目指す患者さんのリハビリテーションを行っています。

医師をチームリーダーとして、看護師や介護福祉士などの医療専門職のスタッフがチームを組み、チームで患者さんのサポートを行います。ベッドからの寝起きや食事、歩行など、日常生活における動作を中心にリハビリが行われます。

医療療養病棟では、急性期を脱した後も医療や療養を必要とする患者さんを入院の対象にして、安心できる医療を提供しています。

介護療養病棟では、介護認定で「要介護度1以上」に認定され、長期の療養が必要な患者さんを対象に、治療や介護を行っています。

施設は、日々の医学管理や介護のほか、ターミナルケアから看取りまで、長いスパンで生活が送れるよう設置されています。行事イベントやレクリエーションが日常的に行われ、生活の楽しみにも配慮されていますよ。

病院敷地内には、リハビリテーション庭園の「夢の園」が設けられています。

一年を通じて様々な草木や花が見られ、気持ち良く過ごせる空間となっています。大きな東屋では、食事をしたりお茶をして過ごすことも出来ます。

また庭園内には、大神子夢街道という手すり付き遊歩道があります。約150mのなだらかなスロープ状で、自然の空気や景色を楽しみながら、リハビリテーションに取り組むことができますよ。

リハビリテーションスタッフは大勢在籍しており、充実したリハビリテーションが受けられます。理学療法士、作業療法士のほか、言語聴覚士などの専門スタッフが、患者さんを手厚くサポートしてくれるので安心です。

理学療法は、病気やケガ、老化などが原因となり、体の機能に障害が生じてしまった患者さんに、基本的な身体機能の維持や改善を目指して行われます。

座ったり立ったり、歩いたりといった基本動作がスムーズに行えるよう、リハビリテーションに取り組みます。電気の刺激や温熱などを用いる、物理療法やサポーターなどの各種装具も積極的に取り入れています。

作業療法では、身体機能の回復から一歩進み、日常生活における基本動作の維持、回復を目指します。食事や着替え、入浴などの他にも、買い物や家事など自立生活を目指す訓練も行います。

介助者の方へも、各種福祉用具の選定や住宅のリフォームなど、住環境調整についてアドバイスするなど、総合的なサポートをしています。

言語聴覚療法では、コミュニケーションの基本となる会話や口から食事をとることなどを、支援しています。病気や老化など原因は様々ですが、患者さんに対し、相手の話を聞いて理解し自分の考えを話すためのコミュニケーションの訓練を行っています。

ものを噛んだり飲み込んだりするのが困難な患者さんには、食事機能の改善を目指したリハビリテーションを行います。

脳卒中により運動麻痺を起こしてしまった患者さんの治療には、リハビリテーションの一環として川平法(促通反復療法)を取り入れています。鹿児島大学霧島リハビリテーションセンターで研修を受けたスタッフが医師の指示の元、治療を行っています。

入院患者以外の方には、通所リハビリテーションが行われてます。

要介護や要支援認定を受け、自宅で生活を続けている方の自立した生活をサポートします。リハビリテーションのほか食事や入浴の提供もあり、行事やレクリエーションにも参加でき、充実した時間が過ごせます。

来院の際は、バイタル測定で体調を確認した上で、リハビリテーションに取り組みます。

通院の難しい方には訪問リハビリテーションも可能です。徳島市と小松島市内で実施しており、基本的に交通費は不要です。

理学療法士と作業療法士のスタッフがメインとなり、健康管理や身体機能の基本的動作から日常生活の活動訓練まで、1人ひとりのペースに合わせて取組みます。

介助者の方には、具体的な介助方法や自主トレーニングの指導のほか、福祉用具の選定などの相談にも応じていますよ。