神山まるごと高専
五感を養える環境が整ったまるごと学べる学校
神山まるごと高専は、15歳からの5年間でテクノロジーとデザイン、起業家精神を一度に学ぶことができる高専です。
鮎喰川の穏やかな流れと、石垣が積まれた美しい棚田の田園風景が深い緑に映える自然豊かな神山町を舞台に、2023年4月に開校しました。全寮制を取り、学業だけでなく課外活動や地元住民との交流、企業と協力しながら新事業の開発などを行うことで実践的なスキルや知識を得られる神山まるごと高専は、徳島県内だけでなく全国から注目されている高専で、徳島だけでなく東京や北海道など様々な力学生さんが集まっているそうです。この新しい形の学びの場を提供する地として徳島が選ばれたことは、どこか徳島のもつ懐の大きさの一角を見るようで地元出身者としても嬉しいものです。
校舎は神山中学校の旧校舎に学生寮や食堂に改装したHOMEと、鮎喰川を挟んだ向かいには神山町産の杉材をふんだんに使用した新設の校舎OFFICEも建設されました。神山町が学びの舞台に選ばれた理由の一つには、魅力あるまちづくりのために世界中からアーティストの誘致をしたり企業のサテライトオフィスの誘致、コワーキングスペースの開設・運営など、独自の取り組みを先駆者として行ってきた取り組みが挙げられています。シリコンバレーのような海外の取り組みも参考に、人や企業、さまざまな知識が集まり、さらに活気付くことを目指して選ばれたのが、神山町だったそうです。
町を見渡せば、自然豊かな神山町に根付いた柑橘類などの農業の営みや神山ビールプロジェクトなどの新しい事業、神山温泉ホテル四季の里など豊かな環境が整っています。五感を養える神山町をフィールドとして学ぶ15歳から20歳の学生たちの歩みは、今後も町全体をワクワクさせてくれそうです。
神山まるごと高専の建学の精神は、「まるごと学ぶ学校」で目指し育てる人物像は「モノをつくる力で、コトを起こす人」です。同校はテクノロジーやデザイン、起業家精神など一般科目以外の授業も展開し教員態勢を充実させているため、学生1人当たりの学費が年間約200万円に上るそうです。この学費を理由に入学を諦めることがないよう、企業や個人からの支援で無償化を実現するスカラーシップパートナー制度を立ち上げ、学費の無償化を実現したことでも話題を呼んでいます。協力企業は国内有数の企業で、物品やサービスを提供するリソースサポーターや、実際に各社の強みのある領域を授業で提供するプログラムパートナーとしての取り組みも有り、今後のプロジェクトの広がりも期待されています。実際に起業家の方などから話を聞いた後に名刺を頂くこともあり、卒業後に起業する際の人とのつながりも見込めるような実践的な取り組みも多いそうです。
一学年40名ほどの小型の高専ですが、学費の無償化と寮費の負担軽減も実現し、時代の公用語としてのテクノロジーと未知の価値をカタチにするデザインスキル、人間の未来を変える起業家精神を学ぶ場を提供し、ここからの発信が10年20年後どのような未来に繋がっていくかとても楽しみな学校です。卒業後は企業を目指す学生も多数おり、15歳からの学びをより実践的に考えている学生さんにおススメの学校です。
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