公衆浴場
法で定められている、公共施設としての意味合いが強い入浴施設です
公衆浴場(こうしゅうよくじょう)とは、「公衆浴場法」や「公衆浴場の確保のための特別措置に関する法律」に規定されている入浴施設で、通常は大きな湯舟や洗い場を多人数で共同利用する施設のことです。
関東では銭湯、関西では風呂屋や共同浴場と呼ばれています。
沸かし湯、天然温泉、源泉から自動車で運んできた水湯を使うのものなど湯の種類には様々あり、規模も1人程度が入れる小さな浴場から、スーパー銭湯、健康ランド、サウナ風呂など大型のものまで様々です。
多くは民間経営ですが、地域によっては第三セクター運営や自治体運営のところも存在します。また、有料で利用するものの他、無料で利用できるものなども存在し、温泉街の集落などによく見られます。
中でも、自由に利用金額が決められるスーパー銭湯、健康ランド、サウナ風呂などは豪華な設備やサービスで、大人のための遊園地的なレジャー施設として人気です。
また、一般的な銭湯や風呂屋などの普通公衆浴場では、地域などによって物価統制令を受けて利用料金が設定されているため、いつでも安価に利用できます。
お部屋探しの際に公衆浴場が重要視されるには理由があります。
それは、自宅のお風呂場周りの故障時や被災時に代わりに利用できるようにするためです。自宅のお風呂場の故障時であれば、単に自家用車で出かけられる範囲であればよいのですが、被災時などは移動制限がされることも多くあります。こんな時には、徒歩で移動できる範囲に公衆浴場がある方が便利です。
また被災による避難生活が長引いた際にも、公衆浴場の設備がまだ利用できる時には、そこを拠点とした入浴支援や生活物資配布などが行われることもあります。
普段の生活では公衆浴場を利用することは、絶対に無いという方でも、お部屋探しの際にはしっかりチェックしておいた方がよいポイントです。