藍住町歴史館 藍の館

旧吉野川の北側、藍住ICから車で5分ほどの所にある、藍住町の藍の歴史が学べる歴史博物館です。江戸時代、藍住町ではジャパニーズブルーとして有名な、藍の栽培と藍の販売が非常に盛んで栄えていました。

この地で大藍商だった奥村家の旧屋敷13棟の建物と奥村家の文書が、11代当主奥村武夫氏から藍住町に寄贈されたことを機に、平成元年に新設された資料館です。駐車場も隣接されていて、観光バスで訪れる方も多い施設です。

展示室には、藍の栽培や加工に使用されていた道具や、藍の栽培から藍染までの工程や藍の歴史を紙人形で再現したものが展示されています。また、藍商の経営に関する資料や奥村家の見事な調度品なども展示され、興味深いですよ。

古いものでは江戸時代からそのまま残り、昭和62年に徳島県の有形文化財に指定された奥村家屋敷のようすを見学することもできます。主屋の他に、中庭を囲むように藍染の加工場や奉公人部屋など13棟が建ち、藍商として発展し贅を尽くした当時の様子が伺えます。時代をタイムスリップしたかのような建物群は、圧巻ですよ。

一人からでも体験できる、灰汁発酵建てによる藍染体験も有ります。所要時間40分ほどで、ハンカチやバンダナ、ストールや手ぬぐいを、自分好みの模様のジャパニーズブルーに染めることができますよ。