眉山病院

徳島県のシンボルであり、県民の憩いの場所でもある、眉山の名前を冠した病院です。眉山の中腹に位置し、緑に囲まれた環境が特長です。

昭和56年に開業して以来、内科やリハビリテーション科などの診療科を中心に、医療や看護に力を入れてきました。100床近い病床を備えており、主性期の治療を経て、比較的病状の落ち着いた、慢性期に入った患者さんや認知症の患者さんを受け入れています。

入院のほか、通所リハビリテーションや居宅介護支援など在宅サービスも行うことで、包括的なサービスを実現しています。

リハビリテーションは、患者さん1人ひとりに合わせてプランを立て、実行しています。ベッドの寝起きや着替えなど、日々の生活で必要な動作をなるべく自力でできるようサポートします。

リハビリテーションの内容は、理学療法と作業療法、言語聴覚療法の3つのプログラムからなります。

理学療法は、座る歩くなど基本的な動作を安全に行えるよう支援するもので、体の機能回復や維持を目的としています。理学療法士の支援のもと、体操などの運動療法やマッサージなどを行います。

作業療法は、食事や入浴などの具体的な生活行為を自分で行えるよう支援するものです。作業療法士の支援のもと、動作の練習やレクリエーションなどを通して訓練を行います。

言語聴覚療法は、会話での意志疎通や、食事の咀嚼や嚥下などをスムーズに行えるよう支援するものです。脳卒中など、病気の影響でコミュニケーションが難しくなった患者さんの問題を解決するため、患者さんの希望に合わせ、言語聴覚士が指導を行います。

医師や看護師のほか、さまざまな職種のスタッフが在籍し、職種の壁を越えて連携することでチーム医療の体制を取り、対応に当たってくれます。

慢性期医療では、急性期を過ぎた患者さんが入院しながら経過を観察していきます。継続した取り組みを通して、治療や介護、身体機能の回復や維持のためのリハビリテーションを行っていきます。

入院する病床は医療保険適用の療養病棟と、介護保険適用の介護療養型医療施設とに分けられます。ターミナルケアが必要な患者さんの受け入れも行っていますよ。

眉山病院の敷地内には、眉山のマホロバやヴィラ眉山といった施設もあります。

眉山のマホロバは、理学療法士や作業療法士による個別リハビリが受けられる、通所リハビリ施設です。ノルウェー生まれの、天井から吊り下げたロープを用いて行うエクササイズ、レッドコードによる体操なども取り入れられています。

8人が同時に利用できる酸素ルームも設けており、リハビリの後にリラックスした時間を過ごすこともできます。

ヴィラ眉山は、眉山病院に隣接する高齢者向けのマンションです。訪問介護やリハビリといった介護サービスのほか、日々の配食サービスを受けることができます。緑豊かな環境の中、穏やかで静かな生活環境が整っていますよ。