駐車場

駐車場とは、車庫、パーキング、カーポート、ガレージ、モータープール等ともよばれ、自動車等を一時的もしくは恒久的に保管するために必要なスペースです。

徳島では、通勤にも毎日のお買い物などの足としても自動車を持っている方が多く、1世帯2台以上というご家庭も多いようです。

駐車場には、入出庫時の方法による分類、構造による分類、駐車スペースの種類による分類、契約期間や利用形態による分類でさまざまなタイプがあります。1)入出庫時の方法による分類では、自走式駐車場、機械式駐車場(リフト式、エレベーター式ほか)2)構造による分類では立体駐車場、平面駐車場ほか3)駐車スペースの種類による分類では、屋内駐車場、青空駐車場、カーポート、車庫ほか4)契約期間や利用形態による分類では、物件内駐車場、月極駐車場(=月決駐車場)、時間貸し駐車場、来客時駐車場などがあります。

自分で新車や中古車の四輪車を購入する際には、「自宅等の近隣2?以内に自動車の保管場所として各車種に応じた十分な駐車スペースを確保し、警察署に届け出る」のが必須。このとき発行される書類を車庫証明といいます。車庫証明申請は最寄りの管轄警察署で行います。住所によって管轄警察署はことなっているため注意が必要です。

申請手続き時には、定められた書式に、駐車スペースの簡単な図面や地図などを用意し、大家さんや不動産会社など、貸主や管理者に証明してもらったうえで管轄の警察署に提出。警察署で確認作業のあと書類の発行手続きを行います。通常、書類発行までには数日から数週間かかります。

現在自動車を持っていて転居する場合、基本的には転居後すみやかに車庫証明申請を行わなければなりません。前住所で車庫証明を持っていれば、新住所での手続きが完了するまではある程度の期間(15日程度)なら届け出は猶予されますが、警察署によって個別の取り扱いは異なるため相談が必要です。

社宅や学生寮など住宅の近くに駐車場が確保しづらい場合、警察署に理由書を提出することで少し遠くの駐車場を自動車の保管場所として届け出るか、新たな駐車場が近隣に空くまでの間、届け出を待ってもらうこともできます。こちらも個別に取り扱いが異なりますので、管轄の警察署などに相談してみましょう。

立体駐車場や機械式駐車場でも、車庫証明を取得することができます。この場合、車庫証明申請の手続きは変わりませんが、申請書に記載する際、自分の車種と駐車場に車を入れる際の開口部などの寸法を届け出る方法となります。

一般的に、自走式駐車場や、自走タイプの立体駐車場は、停電時などにも入口シャッターさえ開けば出し入れができることから、ある程度はトラブルに強いといわれています。ですが、大型マンションの自走式駐車場は、低層階や地下に設置されているケースも多く、ウォーターフロントエリアなどの台風や洪水時には水没などの心配もあります。

機械式駐車場では電力異常時や機材の故障時、屋外設置での強風時などに入出庫できないといったリスクもあることから、それぞれの設備や設置場所、コストと便利さのバランスを考えて契約するのが良いでしょう。

敷地内に駐車場が用意されている物件もありますが、別途駐車場利用料が発生するかどうかは物件によって異なります。また、駐車場として貸し出されている物件でも、用途が限定されており、タイヤ保管や植木やプランターなどを置いてはNG、自動車カバーなどを使用してはNG、届け出ている自動車以外を置いてはNGといった細かな取り決めがあるケースもあります。

駐車スペースは十分広いのに、周りの車両とのサイズ差や接している道路の幅などの関係で、自動車を出すのに幾度も切り返しが必要な物件なども存在します。また、駐車スペースは十分なのに、面している道路の重量制限等の関係で、車庫としての利用が認められないケースもあります。

お部屋探しの際には、内見時などに、こういった周囲の条件もしっかりと確認しておきましょう。