VR賃貸
VR技術を活用して、賃貸物件内部を擬似内見できるシステムと、これによる賃貸物件情報のことです
日本語では仮想現実ともいわれるVR(バーチャルリアリティー)技術は、開発から数十年かけて、シミュレーターや、一般向けにはテレビゲームの分野で話題になりました。
当初は、現実かと錯覚させるような映像が、テレビ画面やモニタ画面などに詳細に描けなかったため、人間の視野などの特性自体や、映像として人が認識しづらい部分などを補完しながらそれぞれ利用するため、専用ゴーグルなどを着用。ゴーグルによる普段とはことなる偏光や、目の前に画面がある違和感を脳や体が調整しようとする働きともあいまって、シミュレーションやゲームの世界がリアルに体感できることで人気となりました。
この画期的なシステムを、不動産賃貸物件の情報紹介分野に取り入れたのがVR賃貸です。
VR賃貸技術には各社さまざまなタイプがあり、現在すでに出来上がった物件の撮影映像をもとにしたものや、現在建設中物件やリフォーム中物件をCGで描いたものなどがあります。いずれも専用ブラウザやプラグインをインストールして見る物から、ご自宅のパソコンやスマホ、インターネットなどが在ればそれだけで簡単にみられるものまで、バリエーションも豊富です。
賃貸物件を探す時には、これまでは事前に物件をインターネットや広告から検索し、現地へ足を運んで内部を見学するという流れが一般的でした。ですが、これでは時間も手間もかかる上に、時には希望する物件が非常に遠方に。あるいはまだ居住者が退去前なので、物件を直接見ることができないといったケースもありました。
ですがVR賃貸のコンテンツが、不動産物件情報詳細として提供されていれば、まるでお部屋の中を歩き回りながら天井や床など含めてじっくり確認しているかのような体験が可能です。
ご自宅や移動中の電車や車の中はもちろん、ご家庭や会社内で、1人が1つずつ別の画面を使ってや、複数人で1つの画面を使って等、複数の人が一度に物件のVR映像を共有して確認することもできます。
新しい生活スタイルが浸透した今。社宅選びなど、社内の各種の異動や入社採用アレンジメントはこれまで以上に非常に作業ボリュームが増えています。自社物件の社宅をもつ企業が少なくなった昨今、4月の入社時期にあわせて、全国で賃貸物件を一斉手配しなければならないという負担も大きなものです。
ですが、VR賃貸映像を活用している不動産会社をご活用いただくことで、出社しているスタッフから在宅勤務スタッフ、そして入社異動者本人や家族も含めて、情報を共有しながら物件の内見ができます。
車や電車で、内見の都度移動することなく、気になる物件をご確認いただけることで、物件決定から引っ越し、一人暮らしなどの新生活がよりスムーズにスタートできます。
ハウスマイルでも、各物件情報内で、VR360°動画を提供中の物件や、パノラマ写真、写真、動画などを用意している物件。また周辺の街などについてもVR動画をご提供中の地域もございます。
ハウスマイルに限らず、IT重説による賃貸契約を行っている不動産会社も多く、VR賃貸&IT重説で、来店いただかなくても契約まで行える物件もあります。
不動産業界は、各社で新しい技術を次々に採用することを通じて、お客様のスムーズかつ納得のいくお部屋探しと、安心できる生活のスタートを強力にバックアップし続けています。